テレビドラマ「この世の果て」：究極の愛と孤独を描いた名作

1994年に放送されたフジテレビの月9ドラマ「この世の果て」は、孤独なホステスと天才ピアニストの究極の愛を描いた悲劇的な物語です。全12回の放送で、平均視聴率は22.9%を記録し、最高視聴率は25.3%に達しました。主演は鈴木保奈美さんと三上博史さんで、二人の演技が視聴者の心を掴みました。

放送年月日

1994年1月10日 – 3月28日

放送回数

全12回

平均視聴率

22.9%

出演者

– 鈴木保奈美さん（1966年8月14日生まれ）
– 三上博史さん（1962年7月23日生まれ）
– 桜井幸子さん（1973年12月20日生まれ）
– 豊川悦司さん（1962年3月18日生まれ）
– 横山めぐみさん（1969年9月2日生まれ）
– 大浦龍宇一さん（1968年11月17日生まれ）

「この世の果て」は、都会の絶望の果てで出会った孤独なホステス・砂田まりあ（鈴木保奈美さん）と孤独な天才ピアニスト・高村士郎（三上博史さん）の究極の愛を描いたドラマです。まりあは幼い頃、父に愛されていないという思い込みから家に放火し、父を焼死させてしまいます。そのため、常に暗い表情をしており、妹のなな（桜井幸子さん）の目を治すために昼は郵便局員、夜はホステスとして働いています。

士郎はひき逃げに遭い負傷し、まりあと恋に落ちます。彼は実は世界的に有名なピアニストであり、過去のプライドと栄光が捨てられず自暴自棄になり、覚せい剤に溺れてしまいます。二人の関係は次第にすれ違い、まりあは士郎の子を妊娠しますが、流産してしまい、妊娠できない体になります。

物語は、まりあが士郎を助け出し、覚せい剤が抜けたことを機に士郎に別れを告げ、神矢征司（豊川悦司さん）と結婚する決意をするが、結婚式当日にヘリコプターから飛び降りるという衝撃的な展開で幕を閉じます。

このドラマは、孤独と絶望の中で生きる人々の姿を描き、視聴者に深い感動を与えました。鈴木保奈美さんと三上博史さんの演技は高く評価され、二人のキャリアにおいても重要な作品となりました。