# 「みんな昔は子供だった」2005年フジ火曜22時ドラマ完全ガイド

テレビドラマ『みんな昔は子供だった』は、国仲涼子が民放連続ドラマ初主演を務めたヒューマンドラマです。東京から山梨県の過疎山村へ赴任した若き女性教師・照崎アイ子（国仲涼子）が、たった一人の生徒・矢吹龍平（深澤嵐）とともに”山村留学”で集まった都会の子どもたちと心を通わせ、学校の存続をかけて奮闘する姿をあたたかく描いた作品です。関西テレビ制作・フジテレビ系火曜22時枠で放送され、視聴者から高い評価を得ました。

①初めて放送されたのは

『みんな昔は子供だった』の初回放送は、フジテレビ系列（関西テレビ制作）の火曜22時ドラマ枠にて、2005年1月11日（火）22時00分～22時54分（第1話は22時10分～23時14分の拡大版）にスタートしました。

②放送期間と全話数

本作は2005年1月11日（火）から3月22日（火）まで毎週火曜22時に放送され、全11話で構成されました。最終話は通常放送枠で完結し、全11話を通じて一貫したテーマと物語の厚みが支持されました。

③最高視聴率と平均視聴率

関東地区ビデオリサーチ調べによる平均視聴率は10.5％、最高視聴率は第1話放送時の11.5％を記録しました。深夜帯では珍しい二桁平均をマークし、同枠のドラマとしては堅調な数字を残しました。

④メインキャスト（出演者の詳細）

主演の照崎アイ子役に国仲涼子さん（24歳）、分校唯一の生徒・矢吹龍平役に深澤嵐さん（小学3年）が出演しました。その他、校長・佐上欣也役は大杉漣さん、その息子・佐上柾役は瑛太さん、龍平の父・矢吹昭平役に陣内孝則さん、留学センター係・旗ゆかり役は白石美帆さん、村の医師・高木ナツ役に風吹ジュンさん、教師・田所肇役に筧利夫さん、宅配員・中村美紀恵役に滝沢沙織さんらが共演し、多彩な世代が心温まるドラマを彩りました。

⑤エピソードの詳細

全11話は一話完結形式でしたが、序盤からアイ子と龍平が築く信頼関係が丁寧に描かれました。第1話「捨てられた宝」ではアイ子が山村分校に赴任し、分校存続をかけた山村留学受け入れが決定。第2～5話では新たに加わる留学生たちが抱える家族問題や孤独が浮き彫りになりました。第6～9話では分校廃校の危機と児童たちの成長が並行して進展。第10話「廃校！涙の訴え」では市長への請願活動が展開され、最終話「愛と涙の奇跡」で子どもたちと教師の絆が結実し、廃校回避の奇跡が描かれました。

⑥主題歌は？

主題歌はMISIA『星空の片隅で』でした。優しくも力強いメロディが、自然と人との触れ合いをテーマにしたドラマの世界観を象徴し、放送後もロングヒットを続けました。

まとめ

『みんな昔は子供だった』は、過疎の山村を舞台に教師と児童が互いに学び合うヒューマンドラマとして、平均視聴率10.5％・最高11.5％を記録しました。主演・国仲涼子さんの瑞々しい演技と子どもたちの自然体なやりとりが視聴者の心をつかみ、放送後も根強い支持を得続ける名作となりました。