「菊次郎とさき」・完全ガイド
2003年7月3日、テレビ朝日系の木曜ドラマ枠で『菊次郎とさき』が初回放送されました。昭和30年代の東京下町を舞台に、貧しくも愛情あふれる北野一家の日常を温かくユーモラスに描いたホームコメディドラマです。
本作は同年9月11日まで全10話が放送され、平均視聴率12.0%を記録。最終回の第10話では13.8%の最高視聴率を達成しました。
登場人物
– 北野菊次郎(陣内孝則):酒癖の悪い父親だが、腕は確かな人物
– 北野さき(室井滋):教育熱心で家計を支える母
– 北野重一(賀集利樹):会社員の長男
– 北野安子(市川由衣):高校生の長女
– 北野大(村上雄太)/武(桑原成吾):次男と三男
その他、重一の婚約者・牧野久美子、そして草笛光子、西島秀俊、濱田マリ、渡辺哲、美保純など豪華な脇役陣が登場しました。
ストーリーの見所
第1話では、母親の教育熱心さと父親のだらしなさが対比されます。第3話では母親が倒れ、家族が初めて団結します。第5話では長男の結納騒動、第8話では母の病気発覚による家族の絆の深まりなど、コミカルな日常描写と感動的な家族愛のバランスが魅力的です。
主題歌
第1シリーズの主題歌は、SING LIKE TALKINGの「Hello」。第2シリーズ以降は久保田利伸「Club Happiness」、やなわらばー「いちごいちえ」など、豪華アーティストが担当しています。
まとめ
『菊次郎とさき』は、昭和の下町を舞台に、破天荒な父と教育熱心な母が織りなす家族愛を丁寧に描いたホームドラマです。温かな笑いと涙を届けた本作は、視聴者から高い支持を得ました。キャストの熱演と名曲が作品を彩り、時代を超えて愛される名作といえるでしょう。
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